【ファッション誌】挿絵イメージサンプル
こんにちは!
ファッションイラストレーターの速水ねるこです。
昨年の秋ごろがらバタバタとしており更新が久しぶりになってしまいました。
ありがたいことに、お仕事で描かせていただいたイラストが溜まっているので、また少しずつご紹介していきます!
ご依頼いただく際の参考にしていただければ幸いです。
今回はオリジナルイラストのご紹介ですが、ファッション誌などの挿絵を想定して制作したものなので、こちらもぜひご覧ください!
ファッション誌 挿絵サンプル
「理想のカラダ」をテーマにイラストを制作しました。
全てのイラストから紙面のデザインまで自分で行っています。
イラストだけでなくデザイン面においても「魅力的な身体になりたい!」と願う女性にときめいてもらえるようなヘルシーなかわいらしさを意識しました。
イラストの主張が激しくなりすぎないよう線画メインのタッチ&2色でシンプルに仕上げています。
テーマについて
テーマは、せっかくなので自分の興味のあるものにしようと決めました。
その方が内容自体も練りやすいですし、より熱を持って制作できるからです。
ここからはイラストには直接は関係のない余談になりますが、このテーマについての思いを少し掘り下げておきます。
テーマをどうやって決めたのか
選んだテーマは「太る方法」
これは制作を始めるときに実際自分が興味を持って調べていたことでした。
普段何気なく目に入ってくるのはダイエットの情報がほとんどなので需要があまりなく、共感を得ることもできないかもしれませんが、サンプルだからこそチャレンジできると思い切って決断しました。
体形を気にし始めたきっかけ
わたし自身としては「ガリガリ」というほどではないし、自分の体形についてコンプレックスを感じたことはありませんでした。
むしろ甘いものが好きなので、太りにくい体質でラッキーと思っていたくらいでした。
気になるきっかけになったのは会社での健康診断。
1年前よりも減っている体重の数値を見て急に恐怖を感じ始めました。
1番体重がピークだった高校生から大人になるにつれての時期も少しずつ体重が落ちていたのは気づいていたのですが、身体の変化も色々あるタイミングだろうと気に留めてはいませんでした。
ただ、この健康診断のときは1年前と食生活も生活習慣も環境も大きく変わったことは何もなかったのに、数値としてハッキリ体重が減っていて
「もしかしてこのままどんどん体重が減っていくんじゃないか」
と、思わず想像して怖くなってしまいました。
実家を出てからは体重計もなかったので体重を量る機会もほとんどなく、そのときようやく自分の身体と向き合い始めた気がします。
思い返してみれば「細い!」と人に声を掛けられるときは誉め言葉というより心配されているニュアンスだったな、とか
以前より手や腕の血管が浮き出てきて老けているように見えるな、とか
今まであまり気にしていなかったことが気になるようになりました。
相変わらずすごく悩んでいるわけではないけれど、もう少し太った方が女性らしく魅力的になれるだろうな、そうなりたいなと意識が変わっていきました。
影響を受けた人、思うこと
「妊娠出産を経験したり、年齢を重ねると体質が変わる」「昔は痩せていたのに太りやすくなった」なんて話もよく聞きます。
確かにそうかもしれないけど、そうじゃないかもしれない。
むしろもっとガリガリになって年齢以上に老けて見えるかもしれない。
何より自然の流れに任せるんじゃなく、今の自分とちゃんと向き合って、今綺麗になりたい。
そんなタイミングで影響を大きく受けた…というより、そう考えるようになったきっかけは、ガリガリ克服の記録をYouTubeで発信しているみやさんでした。
自分のコンプレックスと向き合い、明確な目標を持って努力する姿にいつも刺激を受けています。
みやさんがこれまで抱えてきたコンプレックスや傷ついてきたたくさんの出来事。
その気持ちに共感する人が確かにいること。
普段見過ごしていたもの、感じるものが色々ありました。
みやさんもおっしゃっていることですが「太りたい」と口にするだけで嫌味な奴と思わることもまた、悩みのひとつ。
わたしも本当に身近な存在の人にしか中々言えない言葉です。
(わたしの場合は太りにくい体質をラッキーと思っていたこともあったので余計に。
実際に自慢だったし誰かを傷つけるかもしれない、でも「ダイエット頑張ってるんだ~」って話すのと同じように「太るために色々試してみてるんだ」ってただ何気なく話したい気持ちはあります。)
こうしてネットの中で、丁寧に説明しながらであれば言葉にできるけど、それでもこのイラストを載せるときは少し怖かったです。
同じような体形でも異なる体形でも、悩みや傷つく言葉、嬉しい言葉は人それぞれです。
ただ、目指すものは違っても「綺麗な身体になりたい」と願う気持ちは同じです。
誰もが素直に自分の悩みや思いを吐き出せるようになったらいいなぁ
そんな気持ちから、イラストからは脱線したお話ですが長々と書いてしまいました。
わたし自身も人の悩みに対してフラットでいたいと思います。
また、イラストを制作する際にも様々な立場の人や思いに寄り添っていけるイラストレーターになれるよう頑張ります!
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またお仕事情報あれば、紹介していきたいと思います!
速水ねるこでした。